展示
博物館ネットワークセンターで実施している展示活動について紹介しています。
企画展示
現在開催中の企画展
「熊本の海岸で見られる海辺の植物」
令和4年3月21日(月)から5月22日(日)まで
海辺は、塩分、強い日差し、絶え間ない波や風などにさらされる、植物にとってとても過酷な環境です。そこで生活する植物たちは、その過酷な環境を乗り越える様々な特徴を持っています。熊本県の海岸には、干潟・砂浜・岩石海岸など多様な環境があり、このような海辺の植物たちが生育しています。
この展示では、海岸を地面の性質などによって「岩場」、「砂や小石の浜」、「塩生湿地」、「海岸近くの森林」の4つのグループに分け、熊本県の海岸で見られる海辺の植物たちとその植物たちで作られる自然植生について、当センター所蔵の標本や写真で紹介します。
これらの植物の形や機能、そして生き方の紹介をとおして、海岸性の植物、そして海岸という特殊な環境への興味関心を深めていただけたら幸いです。
前回開催の企画展(開催終了しました)
ちょっと昔の暮らし探検
令和4年1月10日(月)から3月13日(日)まで
昭和30年代から昭和40年代にかけての⾼度経済成⻑期では、社会はこれまでにないスピードで変化しました。⼈々の⽣活も例外ではなく、様々な場⾯で機械や電化製品が使⽤されるようになると、⽣活のありかたや感覚も変化していきました。
今回の企画展では、昭和30年代後半から40年代まで普通に使われていた暮らしや仕事の道具を紹介します。また、今年は「家庭で手当」と題して、けがや病気を家庭で治療していたころの様子を、当時実際に使われていた道具を通して紹介します。
昔の道具をとおして、ちょっと昔のくらしをのぞいてみましょう。
次回開催の企画展
昔のお金と今のお金
令和4年5月31日(火)から7月31日(日)まで
私たちの身近に存在するお金は、古代から現代まで、社会や人々の経済活動の状況に応じて、様々に変化してきました。古代における最初の貨幣鋳造から中国銭を使用した時代、金・銀・銅の貨幣制度が全国で統一された江戸時代を経て、現在のお金の単位である「円」が登場し、現代に至るまで用いられています。
今回の展示では、当センターの所蔵資料を用いながら、古代から現代にかけてのお金の変遷について紹介します。時代ごとのかたちや図柄の変化にも注目しながら、お金の歴史についての関心を深めていただければ幸いです。
熊本博物館県市連携展示室
平成30年12月にリニューアルオープンした熊本博物館2階に、県市連携展示室が設けられ、当センターが収蔵するはく製や標本で熊本の生きものの多様性を紹介しています。
また、「フィールドへの誘い」コーナーでは、現在、苓北町富岡について紹介しています。
「県民活動発表」コーナーでは、当センターのミュージアムパートナーズクラブの活動内容と成果を展示しています。
博物館ネットワークセンター阿蘇展示室
阿蘇火山博物館2階に、博物館ネットワークセンター阿蘇展示室を開設しました。
ここでは、当センターの資料により、阿蘇を中心に熊本の自然や文化についての展示をしています。
現在は、「水辺の植物~阿蘇編~」の展示と熊本県内の岩石を紹介しています。
観覧料、開館時間、休館日、アクセスなどは阿蘇火山博物館のホームページをご覧ください。
移動展示について
<移動展示とは>
博物館ネットワークセンターで過去に開催した展示を学校や公民館等で移動展示として開催しています。
会場の広さや見学対象にあわせて展示内容を変更することも可能ですので、お気軽にお問合せください。
申請手順
- 移動展示開催要項を確認のうえ、まずは電話でお問合せください。
- 移動展示開催申請書をダウンロードしてください。
- 必要事項を記入した申請書を当センターに郵送してください。
学校移動展示用パッケージ
熊本県博物館ネットワークセンターでは、動物剥製、植物をはじめ、化石・岩石などの標本を活用し、児童・生徒の自然に対する興味・関心を高め、学習内容を深めるきっかけとする学校移動展示用パッケージを作成しております。
各学校での展示及び理科の授業等での積極的な活用をお願いします。
小・中学校運用要項、パッケージの種類と内容(チラシ)、各種様式
高等学校運用要項、パッケージの種類と内容(チラシ)、各種様式
図書館・公民館等移動展示パッケージ
展示スペースが限られた施設においても、当センターの収蔵資料に触れることのできるよう、小型の移動展示パッケージを作成しました。長机1台のスペースがあれば展示することができます。展示期間は1か月前後です。当センター職員が搬入から設置まで行いますので、お気軽にご相談ください。
※歴史分野のパッケージ運用を開始しました!!(令和4年4月~)