リンボク

リンボク Laurocerasus spinulosa (Siebold et Zucc.) C.K.Schneid. バラ科

 リンボクは湿った場所を好む樹木で、花は小さいですが穂状の花序になり美しいです。しかし、残念ながら、雁回山では果実は確認したことがあっても、花はまだ見つけられずにいます(写真は熊本市北部で撮影されたもの)。
 葉の縁には、1mm にもならない白い膠質の縁取りがあります。この葉は、樹木の年齢によってやや形が変わります。若い木の葉には、縁に細い鋸歯(ギザギザ)がありますが、成長した木になってくると鋸歯は少なくなり、やがて鋸歯が全くない葉になります。歳をとると丸くなるんです。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

リンボクの花(2013年9月21日 熊本市にて撮影)10cm弱の枝に多数の花が穂状につく。おしべが多数で5枚ある花びらよりも長く、よく目立つ。

リンボクの花(2013年9月21日 熊本市にて撮影)

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