マメヅタ

マメヅタ Lemmaphyllum microphyllum C.Presl ウラボシ科

 雁回山を歩いていると、岩、石、樹木、そしてコンクリート壁などあらゆる所に張り付いている、小さな丸い葉のつる植物を見ることができます。マメヅタです。身近な植物で人家の近くでも見かけます。
 マメヅタは、光合成を作る栄養葉と生殖を受け持つ胞子葉がはっきりと分かれるタイプです。丸みの強い楕円形のまさに豆の形の栄養葉に対し、胞子葉は細長い楕円形で、裏には胞子嚢がたくさんついています。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

マメヅタの生育の様子。ほぼ垂直な岩肌に張り付いている。丸い形の葉は光合成を主な役割とする栄養葉、細長い葉は繁殖の役割を持つ胞子葉。胞子葉につく茶色いものが、胞子を作る胞子嚢の集まり。

マメヅタの生育の様子(2010年12月10日撮影)

樹木の幹にもはりついて生活するマメヅタの様子。丸い栄養葉と細長い胞子葉がついている。

樹木の幹に張り付くマメヅタ(2015年10月8日撮影)

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