ネナシカズラ

ネナシカズラ Cuscuta japonica Choisy ヒルガオ科

 他の植物にとりつき栄養をもらって生活する寄生植物の 1 つです。
 ネナシカズラは発芽してすぐに寄生する相手(宿主)をさがして茎を伸ばし、うまいこと宿主を見つけて取りつくと、自分の根は枯らしてしまい、ネナシカズラの名が示す通りの「根無し」になってしまいます。とても旺盛につるを伸ばし、宿主の上に這い上がっていきます。植物体がやや黄色い色をしているので、宿主の植物が黄色い糸でぐるぐるにまかれたように見えます。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

ネナシカズラの生育(寄生)の様子。ネナシカズラ白色で、周囲に映り込んでいる緑色の葉は、規制されていシリブカガシの葉。

ネナシカズラの生育(寄生)の様子

ネナシカズラの花の写真。花弁は一つにつながった合弁花で、正面から見ると5つのとんがりがある星形に見える。花弁の内側には小さな黄色い葯(雄蕊の先端の花粉を作る袋)が見える。

ネナシカズラの花

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