サイゴクイノデ

サイゴクイノデ Polystichum pseudomakinoi Tagawa オシダ科

 雁回山でよく見かけるイノデの仲間3種のうちの1つです。
 イノデやイノデモドキに比べて、葉の表面には明らかに光沢がありません。また、葉の表の色は、他の2種の濃い緑色とくらべると明らかにうすく、わずかに青っぽい色合いです。派手めなイノデやイノデもどきと比べるとおしとやかなイメージです。また、葉の全長に比して葉柄が長いため、足が長いスタイルに見えます。その他、根元の鱗片に濃い栗色の筋が入った鱗片がある、胞子嚢の付く場所が異なる等の違いもあります。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

サイゴクイノデの生育の様子。近縁種のイノデやイノデモドキと同様の細かく切れ込んだ狭楕円形の葉だが、色やややくすんでおり、光沢も少ない点が異なっている。

サイゴクイノデの生育の様子(2014年10月11日撮影)

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