アラカシ

アラカシ Quercus glauca Thunb. ブナ科

 雁回山で最もよく見られる常緑生のドングリの木の 1 つです。雁回山だけでなく、熊本県内の様々な低山に生育するほか、神社や公園によく植栽されており、とても身近な種類です。
 葉は常緑で厚く濃い緑色、倒卵形で、葉の真ん中付近から先端にかけての葉の縁には鋸歯があります。葉の裏はやや白くなっています。ドングリは、小さめの卵形で、しま模様の帽子(殻斗)が付いています。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

 雁回山の森林を形成する主要な常緑高木のひとつです。葉は常緑で厚みがあり固く、裏面は白みがかっており、倒卵形(真ん中より先の方が幅広い)。葉の縁には先半分にギザギザ(鋸歯)があります。果実(ドングリ)は卵形で小さく、殻斗(ドングリのはかま、ぼうし)しま模様をしています。ドングリはアクが強く、そのままでは食べられません。
 庭や公園、街路にも植えられ、町中でも見かけることのできるドングリの木です。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)


果実の様子(2015年11月30日撮影)

 
アラカシの葉と若い果実の写真。葉は卵型で中央部から先端にかけて鋸歯がある。光沢があるため光を反射している。

アラカシの葉と若い果実

アラカシの若い果実の写真。果実は卵型で基部には半円形の殻斗がある。殻斗の縞模様であり、果実が未熟で緑色をしている。

アラカシの若い果実。

アラカシの熟し始めた果実の写真。若いころの緑色から、徐々に茶色に変わってきている様子を撮影したもの。

アラカシの熟し始めた果実

アラカシの冬芽を写した写真。冬芽は卵型で規則正しく並んだ多数の芽鱗(小さな葉)に包まれている。

アラカシの冬芽

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