クスドイゲ

クスドイゲ Xylosma congesta (Lour.) Merr. ヤナギ科

 葉の根元にトゲのある植物で、和名クスドイゲの「イゲ」はおそらくトゲのことだと思われます。この葉の根元のトゲは、大きく生長した木ではあまり見られなくなります。また、木の幹にもとげがあります。幹の刺は枝分かれまでしており、ほかの植物ではあまり見られないかたちをしています。
 クスドイゲは、海辺または海に近い場所に生える植物です。雁回山では、このような海の近くを好む植物が時折見られます。海が近くまで迫っていたことの名残かもしれません。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

幹から伸びる枝分かれしたトゲ(2015年5月14日撮影)

 

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