「地質の日」web版 「生物の発展と危機」 ~生命はどのように進化してきたか~
「地質の日」企画web版
生物の発展と危機
新型コロナウィルスが広がらないように、学校が休みになって、旅行やおおぜいの人が集まるところには行かないようになど、君たちはなるだけお家でいるように、と言われて、“おもしろくないなあ!!”と思っているだろうーね?! 私たちは毎年5月の「地質の日」(5月10日)に、『身近に知る「くまもとの大地」』というイベントを行っているグループなんだけど、君たちに地球のことを話題にして元気になってもらいたいと思っています。 例えば“恐竜にはどんな仲間がいたのだろう?”や“地球はどのようにして「水の惑星」になったのかな?”などの疑問をとくヒントが書かれていると思うよ。 君たちが、リンクされている私たちのグループのwebを廻って、楽しんでもらえるとうれしいな。 新型コロナウィルスに君たちはきっと勝つにちがいない! そのためにやるべきことをしっかり守り、しかも元気に学び、遊ぶことができるように! |
目次 (クリックすると各施設・団体のウェブサイトに行きます)
- 地球はどのように発展してきたか(熊本博物館・熊本大学)
- 地球には水があること(水とみどりの愛護基金)
- 生命はどのように進化してきたか(熊本県博物館ネットワークセンター)
※ このサイトはココです - 恐竜はどのように発展してきたか(御船町恐竜博物館)
- 恐竜時代から哺乳類の時代へ(御所浦白亜紀資料館)
- 地球上で起こった異変について(阿蘇火山博物館)
- 自然災害に立ち向かう(熊本県地質調査業協会)
生命はどのように進化してきたか
生命はいつ誕生したの?
今、地球上にいる生命は、およそ38億年前に誕生したといわれています。それから長い時間をかけて進化し、今のような色々な種類に分かれてきました。私たち人間もそのように進化してきた生命の1つです。
生命は、進化によって、環境の様々な変化に対応してきました。そのため、長い進化の中で、絶滅してしまったものもいれば、種類は減ったけれど現在まで生き残っているものもいます。また、大昔から形が変わらないものもいれば、先祖とは似ても似つかないものもいます。
生命の進化の流れをつないでいくと、「進化の木」ができます。ここでは、「進化の木」から生命の進化をちょっとだけ見てみましょう。
「生命の進化の木」をくわしく見たいときは
図をクリックしてください。
「生命の進化」のイラスト
ぬり絵をしたい人はPDFをダウンロード
生命の進化イラスト
最初の生命誕生!
最初の生命は、深海底で見られる熱水噴気孔の近くで誕生したと考えられています。それは、1つの細胞でできた、細胞のコントロールセンターである“核”を持たない、とても小さな生物でした(原核生物)。そして、色々な能力を持つ原核生物同士が一緒になり共生することで、“核”を持つ真核生物になったと考えられています。
真核生物は、大型化、多様化、分化していき、エサを食べたり子孫を残したりするようになりました。そして、カンブリア紀(約5億4100万~4億8500万年前)には、種類が爆発的に増えました(カンブリア爆発)。
では、私たちの身近な生き物について、進化の流れをそれぞれ見ていきましょう。
↓↓ それぞれの進化を見るには下の題名(だいめい)をクリック ↓↓
主な参考文献
『化石の植物学―時空を旅する自然史』西田治史 2017 東京大学出版会
『生物の進化大図鑑』マイケル・J・ベントン他監修 小畠郁生日本語版総監修 2010 河出書房新社
『Newton別冊 生命創造から人類の誕生まで 生命史35億年の大事件ファイル』2010 ニュートンプレス
『ポプラディア大図鑑WONDA 大昔の生きもの』2014 ポプラ社
『アンモナイト学 絶滅生物の知・形・美』2001 国立科学博物館編(重田康成著) 東海大学出版会
ホームページ
JAMSTEC 海洋開発機構:https://www.jamstec.go.jp
JT生命誌研究館:https://www.brh.co.jp
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