ナチシダ

ナチシダ Pteris wallichiana J.Agardh イノモトソウ科

 雁回山で見られるシダ植物の葉は細長いものが多いですが、このナチシダは5つの羽片が大きく発達し、五角形のような形になります。また、とても大きくなるので、一度見たら忘れられないシダとも言えます。以前はあまり見かけないシダでしたが、最近は見かけることが多くなりました。シカがあまり好まず食べのこすので、結果的にナチシダが増えているのではないかといわれています。雁回山では、今年になってシカの足跡や糞が確認されています。これからナチシダが増えてくるかも知れません。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

ナチシダの葉は大きく五つに、手のひら型にわかれている。別れた裂片一つ一つがさらに細かくきれこんでいる。

ナチシダ(2015年9月21日水俣市に生育していたものを撮影)

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