タシロラン

タシロラン Epipogium roseum (D.Don) Lindl. ラン科

 林床に生えるラン科の腐生植物です。菌類と共生しており、地下には丸く肥大した地下部があります。
 花の時期の地下部を割ってみたところ、中はすかすかの空洞になっていました。花が咲いてしまったら終わりなのでしょうか?(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

タシロランの生育の様子。全身白色。一本の茎が20~30センチほど伸び、その上部半分ほどに10数個の花が並んでついている。花も白色

タシロランの生育の様子(2015年6月21日撮影)。

タシロランの花を正面から撮影した画像。唇弁(下にでるおきめの花弁)には小さな紫色の斑紋がある。

タシロランの花の正面(2015年6月21日撮影)。

タシロランの開花の様子)。多数の花がついている部分(花序)はまだ短く、下向きに垂れている。花序の根元には、小さく透明な葉がついている。

タシロランの開花前の様子(2015年6月21日撮影)。

雨天時のタシロランの開花の様子。花序はまっすぐ上にのび、花は下向きに咲いている。

タシロランの開花の様子(2015年6月21日撮影)。

タシロランの地下茎の様子。楕円形で根はほとんどない。横向き(長軸が水平方向)になっており、その先端から1本の茎が90度の角度で上向きに伸びている

タシロランの地下茎(2020年6月25日撮影)。

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