コンテリクラマゴケ

コンテリクラマゴケ Selaginella uncinata (Desv.) Spring イワヒバ科

 地面に這うシダ植物です。
 一番に気づく特徴は、その色です。光の当たる角度によって見える色が微妙に異なり、有る角度で濃い青色(紺色)に見えます。まさにコンテリ(紺照り)の名の通りです。これは、植物そのものの色ではなく、葉の表面で反射した光によって見える色です。このような色を「構造色」といいます。写真は、同じ部分を角度を変えて撮影したものです。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

光の角度を違えて撮影したコンテリクラマゴケの写真2枚を並べたもの。左の写真は青色が強い緑色、右側は黄色がかった緑色をしている。

コンテリクラマゴケの葉。光の角度により異なる色を反射する構造色をしめす(2015年11月30日撮影)。

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