オオバノハチジョウシダ

オオバノハチジョウシダ Pteris terminalis Wall. ex J.Agardh var. terminalis イノモトソウ科

 雁回山の湿ったところに生える大型のシダです。葉の縁がおり返って、その内側に胞子嚢がつきます。これはイノモトソウ科の胞子嚢の特徴です。雁回山見られるイノモトソウ科の植物にはイノモトソウやアマクサシダ等がありますが、これらは小型のシダで、大きさの面でオオバノハチジョウシダとは全く違います。しかし、胞子嚢の付き方は互いによく似ており、葉のふちが折り返してできたポケットに胞子嚢がつきます。(平成27年度企画展「雁回山、植物巡り」展示解説より)

オオバノハチジョウシダの生育の様子。2回羽状に切れ込んだ、1メートルを超える大型の葉が広がっている。

オオバノハチジョウシダの生育の様子(2015年11月30日撮影)

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