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五木の大滝(いつきのおおたき)五木村

五木の大滝のイメージ1
五木の大滝のイメージ2
五木の大滝のイメージ3
五木の大滝のイメージ4

所在地

球磨郡五木村

利用案内

  • 駐車場:大滝自然森林公園 10台
  • トイレ:あり

解説

自然林にかこまれている滝「大滝」

大滝のある場所

大滝は、県道25号線沿から白滝自然公園を東に曲がり5分ほど車で走ったところに、遊歩道入口があり、ここから川沿いを300mほど歩いたところにあります。小鶴や白岩戸周辺は春先になると、黄色い花を咲かせたヤマブキが岩肌や石垣の間から顔をのぞかせてくれます。黄色いヤマブキは新緑の中でひときわ目立つ存在です。
 村道の下には清流「飯干川」が流れ、周りは自然林の山に囲まれています。秋の紅葉の時期になるとたくさんの観光客が訪れ、人々の目を楽しませてくれます。

大滝ができたわけ

大滝は、落差35mの雄大な滝です。大滝のある飯干川は五木小川の支流で、五木小川に比べ水量も少ないため、五木小川と出合う支流の出口付近では五木小川ほど川底を削れないため五木小川との標高差が生じてきます。そのため、五木小川にそそぐ飯干川の出口には滝のような地形が生じました。
滝のような地形は、長い年月をかけて削られ次第に飯干川の上流の方に移動していきます。浸食を繰り返して後退してきた滝が、現在の大滝です。今後も浸食され、滝は長い年月をかけ上流の方に移動していくものと思います。

大うなぎと大ヤマメが生息しているの?

遊歩道が整備されるまでは、大滝に簡単に近づくことができず、地元の人でもめったに大滝に行くことはありませんでした。そのため、大滝には大うなぎや大ヤマメが生息していると言われていました。現在でも滝壷は、人の侵入を拒んでいるかのように、うねりが強く、大物がいると言われています。

大滝自然森林公園

大滝自然森林公園は樹齢90年を超えるアカガシやブナ、ヒメシャラ、ウラジロガシなどの自然林に囲まれた森の公園です。大滝の入り口から続く遊歩道は渓流に沿っているので、夏は大変涼しく心身のリフレッシュに最適です。また、大滝のすぐ横に作られた木製の階段は高く、上から滝を見ることができます。

参考文献

五木村学術調査団編 『五木村学術調査−自然編−』 五木村 1987
五木村教育委員会 『五木の子守唄 ふるさとめぐり』 五木村 1991

周辺情報

近くには、白滝公園があります。

地図

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