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一里木跡(いちりぎあと)熊本市

一里木跡のイメージ

所在地

熊本市中央区黒髪

利用案内

  • 駐車場:なし
  • トイレ:なし

解説

肥後国内の主要街道には、1里(約4km)ごとに通行人の目印になるように木札や木を植え、「一里木」「二里木」などとよんでいました。通行する人びとにとって、この「一里木」が場所の目安となり、「あと、熊本まで一里で到着だ」と考えながら歩いていたかもしれません。
豊後街道では、街道沿いに大津まで杉が植えられ、見事な杉並木道を形成していました。また他の街道と同じように1里ごとに道の両側に榎(えのき)を植えていました。このように里数の目安となる木を里数木とよび、多くは榎の木が使われていたようです。
当地にも見事な榎が2本ありましたが、残念ながら1本は昭和33年(1958年)に枯死し、もう1本も昭和47年(1972年)に伐採され、現在は一里木跡を示す石碑が建てられています。

参考文献

新熊本市史編纂委員会 編『新熊本市史 通史編 第4巻』熊本市、2003年

周辺情報

近くの見どころ:リデル、ライト両女史記念館、熊本大学五高記念館

地図

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