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丸池のリュウキンカ(まるいけのりゅうきんか)あさぎり町

丸池のリュウキンカのイメージ1
丸池のリュウキンカのイメージ2

所在地

球磨郡あさぎり町免田

利用案内

  • 駐車場:畜産センター駐車場 50台程度
  • トイレ:なし

解説

自生南限地のリュウキンカ

あさぎり町免田丸池の位置

丸池は、くま川鉄道免田駅の北東、約1Kmのところにあり、付近は耕地整理された水田が広がっています。丸池の近くには畜産センターがあり、そこの駐車場が利用できます。

リュウキンカとは

リュウキンカは、本州、九州の山地の渓流辺や湿地、池沼などに生育するキンポウゲ科の多年草で、茎は直立して高さ15~50cmほどになり、茎頂に径2~3cmほどの黄色の花を一個ずつつけます。もともと北方系の植物で、高層湿原のまわりや流水の中に、半ば水につかって群生します。黄金色のリュウキンカは、本州では花期を同じくするミズバショウと混生し、水辺の初夏を鮮やかに彩ります。リュウキンカの花をよく見てみると、黄金色の花弁(花びら)に見えるのは、じつはがく片で、楕円形のがく片は普通5枚、まれに6~7枚のものもあります。 リュウキンカは「立金花」の意味で、花茎を立てて金色の花を咲かせる植物の特徴を実にうまく表しています。湿原の植物としては、やや富栄養な場所を好み、人里に近い田の畦などでも見られます。県内では、まれに阿蘇端辺原野や阿蘇谷の草原の湿地、そしてここ「あさぎり町免田丸池」に生育しているのが知られています。

あさぎり町免田丸池のリュウキンカ

あさぎり町免田丸池のリュウキンカは、三方を水田に囲まれた平坦な凹地に生育しています。丸池は「池」とは名が付くものの水が満たされているわけではなく、周囲に整備された灌漑用施設によって湿地状態が維持されているようです。この湿地の中には遊歩道が整備されていて、すぐそばまで行ってリュウキンカの花を観察することができます。この場所のものが日本での自生地の南限といわれ、分布上とても貴重なものとして昭和49年3月、町の天然記念物に指定されました。付近一帯は公園として整備されていて、きれいな花をたくさん咲かせる毎年3月下旬~4月中旬頃には、多くの観光客や植物愛好家でにぎわいます。

参考文献

菅原久夫 『日本の野草 春』 小学館 1990
佐藤武之 『阿蘇の野の花 I I』 西日本新聞社 1984
中村至伸 『北アルプス花ガイド』 ほおずき書籍 1998 
林弥栄 『日本の野草』 山と渓谷社 1983 

周辺情報

近くには、鬼の釜古墳があります。また、少し足をのばすと、白髪岳登山なども楽しめます。

地図

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