前のページに戻る

榎津のエノキとムクノキ(えのきづのえのきとむくのき)熊本市

榎津のエノキとムクノキのイメージ1
榎津のエノキとムクノキのイメージ2

所在地

熊本市富合町榎津

利用案内

  • 駐車場:2台
  • トイレ:なし

解説

富合町榎津にあるエノキとムクの大木

富合町榎津にあるエノキとムクノキの大木の位置

榎津は、緑川の支流浜戸川の左岸(南)に位置し、城南町に隣接した田園地帯の中にある集落です。富合町の浜戸川の左岸から榎津地区を見ると、直線距離で500メートル程度の間に3本の大木をが見ることができます。その一番西側にあるものが水神さんのエノキであり、その少し東側の大木がムクノキです。水神さんのエノキの大木は、広場の中にあるため、車2台程度は駐車ができますが、ムクノキの大木は小原家の敷地内にあるため、許可なしに観察することはできません。敷地の外側の道路から眺めることは可能です。

エノキとムクノキの大木のいわれ

富合町榎津地区は、現在は河川改修が行われ川幅もかなり広くなっていますが、昔は大雨で堤防がよく崩れることもあったそうです。また、浜戸川の古川と呼ばれる支流が川岸から南側に100メートル程度離れた小原家の家の裏側を西側に向けて流れていたそうです。(現在は小さい用水路みたいになっています。)その古川では、昭和の初期には、「菰(こも)」と呼ばれる水性の植物が生息していたそうで、子どもたちはそれをとり、馬(家畜)のえさにしていたそうです。しかし、この古川は川幅も狭く、本流以上に氾濫する機会も多かったそうです。そのため、榎津地区の人々は、水害で亡くなられた人々を供養するために、水神さんをこのエノキの大木のところにまつりエノキの大木と共に砦としたそうです。

エノキとムクノキの大木の樹齢

正確な樹齢は分かりませんが、小原家のムクの大木は300年ほど前に藤原氏の子孫が植えたものと伝えられているそうです。大きさからして、水神さんのエノキの大木も同等の樹齢ではないかと推測されます。エノキ、ムクノキ両方とも幹の大きさは、おとな3~4人が手をつないだ位の大きさ(5m~6m)です。

周辺情報

近くに、木原不動尊があります。

地図

ページの先頭へ戻る