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茂串の海生動物(もぐしのかいせいせいぶつ)天草市

茂串の海生動物のイメージ1
茂串の海生動物のイメージ2
茂串の海生動物のイメージ3
茂串の海生動物のイメージ4
茂串の海生動物のイメージ5

所在地

天草市牛深町茂串

利用案内

  • 駐車場:5ヶ所 約300台収容(7・8月有料)
  • トイレ:完備(年中)・シャワー室(7・8月のみ)

解説

ウミガメがやってくる白い砂浜

海生動物とは、海や海辺にすんでいる動物のことです。海生動物は、環境によって、それぞれすんでいるところが違います。同じ海岸でも、潮の満ち引きや岩場、砂地、潮の流れ、など、さまざまな環境があるのです。
岩場のごつごつした「磯」の潮上帯(常に海水面の上にあるところ)では、フナムシ、タマキビ、潮間帯(海水面が上がったり下がったりするようなところ)では、クロフジツボ、カメノテ、アマオブネガイ、イシダタミガイ、ケガキ、マツバガイ、ヨメガサガイ、タイドプールにはヨロイイソギンチャクなどが見られます。潮下帯(いつも、海水中にあるところ)では、オオサンゴイソギンチャク、アオスジガンガゼ、サンゴやウミガヤの仲間などを観察することができます。
海水浴場のような「砂浜」の潮上帯や潮間帯では、波の影響を直接受けるのでほとんど生物を観察することはできませんが、潮下帯に黒く大きなニセクロナマコが見られます。
魚類では、オトメベラ、カエルウオ、カサゴ、カワハギ、キタマクラ、クマノミ、クロダイ、クロホシイシモチ、タテジマキンチャクダイ、チョウチョウウオ、マアジ、メジナ、ボラ、ルリスズメダイなど多くの魚類を観察することができます。また、季節によっても変化し、夏から秋にかけてキビナゴやイサキの幼魚などを観察することができます。台風の後などは、亜熱帯域にすんでいる魚類を目撃することがあります。海は世界の海とつながっていますので、普段見られないような魚類を目にするかもしれません。

海生生物を観察しよう

海岸で歩きながら観察する時は、できるだけ肌を露出しない服装で、靴は運動靴がよいでしょう。
(サンダル類は、岩場では歩きづらくはまりやすくなります。)軍手などの手袋をしましょう。(海水で皮膚がやわらかくなり、ケガしやすくなります。)岩場の亀裂があるところなどをよく観察してみましょう。砂浜には、ほとんど海生生物は見当たりませんが、貝殻などをたくさん拾うことができます。
海中の生物を観察する時は、水着・長袖のシャツ・長ズボン(ジャージ類は不向き)・軍手などの手袋(肌を露出しないようにします。クラゲやウミガヤ類など、触れると痛みを伴うものがいます。)・水中メガネ(競泳用のゴーグルは不向きです)・フィン(足ひれ)・シュノーケル(あると便利です)を用意しましょう。水中の岩場やその周辺でじっとしていると、いろんな魚の泳ぐようすを観察することができます。

観察する時に注意すること

水中の観察をする時には、責任をとれる人と一緒に行き、よく注意を守りましょう。むやみに生物に触れないようにしましょう。
沖に白い波が見えるようなときは、絶対に海岸に近づかないようにしましょう。(波は、いつも一定ではなく、数回に一度大きな波が来る時があります。十分に気をつけて下さい。)
海の生物を観察するときは、「潮汐表(ちょうせきひょう)」という潮の干満の時間が記載されている表を見て行きましょう。磯の海生動物を観察するには、大潮の干潮時が最も適しています。 (「潮汐表」は、釣具屋などで購入する事ができます。干潮時が観察するのに適しています。)

周辺情報

この海岸で、NHK大河ドラマ「武蔵」の、武蔵 対 小次郎の決闘シーンの撮影が平成15年に行われました。
牛深海中公園(グラスボート):テーブルサンゴや亜熱帯の魚たちが生息する海の中の公園。半潜水式のグラスボートが毎日10便運航。問い合わせ先:牛深観光マリン(株)0969−73−4545 所要時間80分

地図

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