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山太郎がね(やまたろうがね)和水町

山太郎がねのイメージ

所在地

玉名郡和水町江田

利用案内

  • 駐車場:「道の駅きくすい」に多数あり
  • トイレ:「道の駅きくすい」に多数あり

解説

菊池川の幸 山太郎がね

山太郎がねってどんなカニ?

山太郎がねは「モクズガニ」の別名で、主として県北部で呼ばれています。熊本県内では、他にケガニ、タガニ、ツガニ、ツガネなどと呼ぶところもあります。
モクズガニの体で特徴的なのは、成長した個体の両はさみに、びっしりと細い毛がはえてくることです。甲羅(こうら)の幅が6cm以上の成体になると、はさみの大部分が毛でおおわれます。
中国などで上海(シャンハイ)ガニとして知られているシナモクズガニは、日本のモクズガニと大変近い種類で、形も味も良く似ています。

山太郎がねの一生

海で生まれた稚ガニは川をさかのぼりながら成長します。河川の途中で、或いは池、湖でさらに2~3年かけて成長し成体になります。秋を迎え繁殖期になると、成体は雌雄とも川を下り海まで達します。そして、海水の影響のある河口付近で卵を産みます。
卵を産んだ後、ほとんどの親ガニは死んでしまいます。卵からふ化した幼生はゾエアといい、海の流れに浮いて生活します。ゾエアは、5回の脱皮をしてメガロパという幼生になり、川を遡りはじめます。メガロパは、海水の影響のない感潮域の最上部に達するころまでに、2ミリほどの稚ガニに成長します。この稚ガニは脱皮と成長を繰り返しながら川を上ります。このように生活史の過程で、淡水域と海水域を行き来する生活を送ることを回遊といいます。

「山太郎祭」に行こう

菊水町では、毎年11月の末の土・日に菊水ロマン館や古墳広場を中心に「山太郎祭」が開催されています。菊池川の幸「山太郎がね飯」や「山太郎がね汁」もありますよ。

周辺情報

近くには、菊水ロマン館や肥後民家村、和水町歴史資料館、カヌー館、江田船山古墳、トンカラリンなど、多数の見所があります。

地図

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