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泗水町のオヤニラミ・メダカ(しすいまちのおやにらみ・めだか)菊池市

泗水町のオヤニラミ・メダカのイメージ1
泗水町のオヤニラミ・メダカのイメージ2

所在地

菊池市泗水町

利用案内

  • 駐車場:孔子公園にあり
  • トイレ:孔子公園にあり

解説

泗水町にもオヤニラミやメダカがいた!

オヤニラミ

合志川では、熊本県では菊池川や黒川、江津湖などでしか見られない、スズキ科の淡水魚のオヤニラミもすんでいます。“せいじゃんばば”とか、“よつめ”とか、“みづくりせいべい”などと、変わった名前を沢山持っています。何れも、その姿形にちなんだ名前のようです。このオヤニラミは、地下から水がわいてくるような、湧水池を好んですみますので、護岸が施されたり水底をコンクリートで固められてしまうとすむことができなくなってしまいます。環境の変化に非常に弱い魚と言うことができます。この魚も、最近は数が少なくなってきており「RDBくまもと2009」では、絶滅危惧2類として選定されてしまいました。

泗水のメダカ

この辺では、ハエ(オイカワ)やアブラメ(タカハヤ。本州にいるアブラハヤの近似種)の子どもを“めだか”と呼びますが、正真正銘のメダカ(メダカ科)も泗水町にすんでいます。
そのメダカも、泗水町内ではなかなか見ることができなくなってしまいましたが、国道387号(バイパス)が合志川と交わる橋の下にある河川公園内にある小川で観察することができます。また、泗水中学校前の堰(せき)の上流で流れが緩(ゆる)やかな場所でも観察することができます。メダカは体も小さく、泳ぐ力が弱いので、護岸工事や河川改修で抵抗無く水が流れるようになってしまい、水の流れの遅いところがなくなると、すむことができなくなってしまいます。そのために、メダカも年々、数が減ってきています。

参考文献

泗水町史編集委員会編 『泗水町史』 泗水町教育委員会 2002
熊本県希少野生動植物検討委員会 『熊本県の保護上重要な野生動植物』 熊本県環境生活部自然保護課 1998 
熊本県希少野生動植物検討委員会編著 『熊本県の保護上重要な野生生物リスト−レッドリストくまもと2004−』 熊本県環境生活部自然保護課 2004  
水野信彦監修 『淡水の魚と生物 学研の観察図鑑4』 学研 1984

周辺情報

近くには、孔子公園や孔子温泉があります。また、泗水町道の駅や歴史民俗公園、養生伝承館、相生の椋(むく)と榎(えのき)などがあります。

地図

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