展覧会のお知らせ

 【展覧会のお知らせ】


版画の時間 坂本善三美術館コレクション
会期:
平成30年9月12日(水)~10月28日(日)

坂本善三「形」

 版画は油彩画や水彩画のように紙の上に筆などで直接描くのとは異なり、版を用いて紙の上に刷り取るという方法で制作します。彫ったり削ったり、専用の描画材を使って版を作り、インクの転写や透写で作品が現れます。版となる材料は木、石、銅、シルクなど様々で、多様な技法による表現の違いは版画の魅力のひとつです。
 本展では、坂本善三美術館所蔵の版画作品から坂本善三のリトグラフィ(石版画)を中心に上田薫、柚木沙弥郎などの作品約40点、また不知火美術館所蔵の野田哲也、坂本寧などの作品約20点を併せて展示します。
 坂本善三(1911~1987)は阿蘇郡北小国村(現・小国町)の出身で、「グレーの画家」と称され、故郷の風土や自然に根差した独自の抽象作品を生み出しました。坂本のリトグラフィは、国際的な版画展でグランプリを受賞するなど高い評価を得ています。また、野田哲也は宇土郡不知火町(現・宇城市不知火町)出身の版画家で、自らが撮った写真に鉛筆などで手を加え、木版とシルクスクリーンの技法を使って日記シリーズという作品を制作し、世界的に活躍しています。
 作家たちが時間と思いを重ねて生み出した作品の数々は、どれも奥深い魅力を持っています。秋深まるこの季節、版画作品とともに静かなひとときを過ごしてみませんか。


関連イベント 
ワークショップ
「膝小僧を刷りむいて」
9月16日(日)14時~16時 

子どものころ、転んですりむいた膝(ひざ)小僧。今回はそんな膝小僧にスポットを当て、膝に水彩絵の具で顔を、すねの部分に体を描いて、最後にみんなの膝小僧を大きな布に刷りとり、作品に仕上げます。大人も子どもも、元気な膝小僧を描きましょう。

会場 不知火美術館アトリエ
定員 20名

申込 参加ご希望の方は美術館へ直接または電話にてお申込み下さい。参加無料。

若木くるみ

講師 若木くるみ(美術家)

1985年北海道生まれ。京都市立芸術大学美術学部版画専攻卒業。
剃り上げた後頭部に顔を描き入れる作品で第12回岡本太郎現代芸術賞展大賞に輝く。
美術と長距離マラソンの融合を試みるユニークな活動でも知られ、よく転んでは膝をすりむいている。

ワークショップ「かんたん版画づくり」
日時 10月6日(土)14時~16時 
日時 10月20日(土)14時~16時
会場 不知火美術館アトリエ  
定員 15名(申込不要) 参加無料
内容 身近な材料を使って楽しく版画を作ってみましょう。

ギャラリートーク
9月29日(土)14時~14時30分
会 場 展覧会場(入館料が必要です)
話し手 美術館学芸員